これ以上でも、これ以下でもない

トレーナーという役割に慣れ始め、少々鼻が高くなったころのこと。

ある日、参加者から「トレーナーって、すべてわかっていて、すごいですね」
・・・130点の評価をもらって、気分は上々。
別の日、別の参加者から「トレーナーのくせに、たいしたことないね」
・・・70点の評価をもらって、重くて落ち込む。

さあ困った、どれが「私」なんだろう?

私のトレーナーはこう言った。
「評価は役割に付いてくるもので、どちらも、お前のものではないよ」
「役割が
終わったら、学んで手放しなさい」

そのとき、気づいた!!
周りの評価に振り回されていることに。
そして、人の物差しで自分を計っていることに。
高い評価も、低い評価も、それは相手の物差しで計ったもの。
私は、130点でも70点でもない。
これ以上でもないし、これ以下でもない。

そして、決めた!!
もっと、私の物差しを大切にしよう。
「前よりも前進したか」「精一杯やったか」「満足しているか」
「嬉しいか」「ゴールに近づいたか」「出来ることを全てやったか」
「自分に正直か」「周りに与えているか」

両肩に乗せていた荷物がどこかへ行った。
とても、軽くて自由になった。

あなたは自分の物差しをどのくらい大切にしていますか?

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理由(いいわけ)と成果

「やらない理由」や「できない理由」は沢山ある。

「まだ若い」「もう齢だから」「まだ準備ができていない」
「いつでもやれる」「世の中の景気が悪い」「やったことがない」
「もう何度もやった」「そんな力はない」「いそがしい」
「まだ早い」「もう遅い」「男だ」「女だ」「天気がわるい」
「気が進まない」「自分のやり方でやりたい」「人の助けは借りたくない」
「あいつは嫌い」「時間がない」「お金がない」「協力してもらえない」

うん、なるほど!! すべて納得できるし、正しい。

「やらない理由」や「できない理由」には特徴がある。
自分で探してくるから、納得しやすい、そして周りの人も納得すると信じている。
解決すると困るから、ひとつの理由が通用しなくなると、別の理由を探す。
どんなことでもやらない理由、できない理由に引っ張ってくることができる。

理由と成果は天秤(てんびん)に乗っている。
天秤の片方に理由が乗り、もう片方に成果が乗っている。
理由を重くすると、成果は軽くなる。成果を重くすると、理由は軽くなる。
成果を手にいれたくない人は、ず~~っと「できない理由」を探し続ける。
成果が欲しい人は、理由を手放す。

あなたは、いつまで理由(いいわけ)を探し続けますか?

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釣りの名人

部屋の隅で悲しそうな顔をして泣いている。
落ち込んで、重い雰囲気で仕事をしている。
すねて、そっぽを向き、黙り込んでいる。
お手上げだと言いながら、困った顔をしている。
怒った顔をしながら、にらみつけてる。
被害者の顔をして、同情を求めている。

釣り糸にエサをつけて、誰かの目の前に投げる、そして相手が引っかかるのを待つ。
気づかないまま、何十年もやり続けている、慣れたやり方。
なんて、つらくて、重くて、伝わりにくくて、迷惑なやり方なんだろう。

あなたは、何が起きることを、期待しているのだろう?
それは、ほかの方法では、起こせないのだろうか?

「協力してください」「援助してください」「かまってください」
「聞いてください」 「解ってください」 「愛してください」
「仲良くしてください」「賛成してください」「相談にのってください」

これなら、ストレートで伝わりやすい。
そして、なにより気持ちがいい。

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支配者のあなたへ

 パートナーを、理屈と力でコントロールする!

子どもを、あなたの価値観に沿って、思い通りに教育する! 

部下を、あなたの都合がいいように、思うがままに動かす!

誰もが、あなたの大切な人。
大切な人が地面にひれ伏してるのは、とても気持ちがいいですか?

でも、あなたは気づいていない。
ひれ伏している時、大切な人がどんな顔をしているのか。
悲しい顔
怒った顔
寂しい顔
恐れて萎縮した顔

彼らは決して本当の顔をあなたには見せようとはしない。

彼らは、期待して待っているだろう。
あなたの力が弱まる日を、いつか復讐出来る日を。
そして、あなたが居なくなり、解放される日を。

あなたは「王様」と「奴隷」の関係を望んでいますか?

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安全と安心

多くの人は、「安全」と「安心」を望んでいる。

どっちが安全で安心?
「泳げない人が海に近付かない」 と 「泳げない人が泳げるようになる」
「嫌われたくない人はいい人になる」 と 「嫌われても大丈夫になる」
「失敗したくない人はチャレンジしない」 と 「失敗したくない人は成功出来るように工夫する」
「自己表現が苦手な人は黙って過ぎ去るのを待つ」 と 「自己表現が苦手な人は緊張しながらも表現する」
「自信が無い人は新しいことはやらない」 と 「自信が無い人は冒険して自信をつける」
「自分が嫌いな人は嫌なところを隠す」 と 「自分が嫌いな人は素晴らしい所を探して自分を好きになる」
「やらなくていい理由と出来ない言い訳を探す」 と 「やる必要性と出来ることを探す」

いつもの安全と安心は、掴み易くて居やすい。
ただ、いつまでも危険や心配はついて来て、ずっとエネルギーを使い続け、不自由さも味わう。

解ってはいるけど、止められない。

本当に安全で安心できる居心地の良いところは、簡単には手に入らない。
最初は危険でドキドキもいっぱい、冒険が必要でとても多くのエネルギーを使う。
でも、実は、手に入れると「安全」「安心」は長続きし、なによりも自由だ。

あなたなら、どちらの「安全」と「安心」を選びますか?

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脳の発達とコミュニケーション

 人間の脳の発達には、生態的な要因(効率的に食糧を手に入れる事や道具を使うため)よりも、社会的な要因(集団の中で、他者とのかかわり方を調整するため)の方が、より大きな影響を与えている、と言う説がある。

実際、複雑な社会を持つ動物ほど脳の容積は大きく、猿の実験でも、グループとの繋がりを絶つと猿の脳が変質し、結果的に寿命にも影響を与える、という事実が確認されている。

生き残りを賭けて工夫し、頭を使った結果、脳が発達したのだ。
そして、その工夫とは、「コミュニケーション」である。

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責任①

「責任」はどんなイメージ?
今にも、「責任を取りなさい」とか、「責任とらなきゃ」とか、聞こえてきそう。
重くて、目を閉じて、通り過ぎたい気分。

でも、はたして責任を逃れる事は、出来るのだろうか?
誰もが、何らかの形で責任は取っているようだ。

一方は、「責任を取る人」
自分から進んで責任を取りに行く人は、頑張る、努力する、冒険する、を選ぶ。
彼は過去の経験から、責任を取ると、欲しいものが手に入る事を学んでいる。

もう一方は、「責任を取らされる人」。
出来ることを全部やらないで待っている人は、運まかせ、人まかせ、あきらめを選ぶ。
彼は、周りからの評価や自己評価が下がり、責任を取らされる事に気づいていない。

あなたはどちらの「責任の取り方」を選びますか?

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いつから、いつまで怒り続ける?

あなたの周りに、よく怒る人はいますか?

よく怒る人は、いつから怒っているのだろう。
(ずっと昔から、怒り続けているのでは)

そして、いつまで、怒り続けるのだろう。
(これからも、ずっと、怒り続けるのでは)

我慢できないから、あいつが悪いから、自分の考えに合わないから。
(自分が信じている理由)

”怒ることによって、手に入れているものは何だろう”
(実は、気づいていない、とても大切なことがあります)

もし、手に入れているものが、本当は欲しいものではなかったとしたら。
(解ったらきっと怒ることを止めるでしょう)
怒ることを手放すかも。
(なぜなら、本当に欲しいものを気持ちよく手に入れたいから)

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判断の物差しは?

何が良いとか、何が悪いとかは、状況によって変わってくる。
正解だとか、間違ってるとかも、自分の都合次第。
みんなが言ってるとか、世の中ってそう言うものとか、納得できない。

こんな、物差しで判断していたら、混乱するばかり。

もし、欲しいものが解っていたら、
何が役に立つのか、役に立たないのか、選び易い。
何が効果的なのか、効果的ではないのか、とても明確だ。

本当に欲しいものが解ってさえいれば、明確な物差しが持てる。
あなたが本当に欲しいものは何でしょう?

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ストロークバンク

 コミュニケーションを考える時、多くの人はうまくいく方法に注目し、やり方を探しがち。しかし、やり方や方法を探すことは、相手や状況によっては、あまり効果的でないときがある。実は、やり方や方法にこだわるよりも、自分の在り方や関わり方に関心を向けると、結果的にコミュニケーションがうまくいきやすい。特に、ストロークバンクの法則を知ると、具体的で効果的な行動へと繋がる。
 ストロークとは、人の存在や価値を肯定したり否定する、言葉や行動による働きかけのことです。ストロークにはプラスとマイナスがあり、プラスのストロークは「褒める」「称える」「優しい」「握手する」「ハグする」「なでる」「傾聴する」「見つめる」「頷く」などがあり、マイナスのストロークには「嫌う」「憎む」「責める」「仲間外れ」「無視」「睨む」「殴る」「蹴る」「物をぶつける」などがある。 自分の心の中がプラスのストロークで満たされていると、周りの人にプラスのストロークを与えることができ、逆にマイナスで満たされていると、マイナスのストロークを与え易くなる。また、自分にプラスのストロークを与えてくれる人には、プラスのストロークを与えたくなるし、逆も然り。プラスがプラスを、マイナスがマイナスを生みだし、両方ともグルグルと回ってスパイラルで増大する・・・・・。これがストロークバンクの法則だ。
 愛情が不足している人は、人から愛情を手に入れようと、落ち込んで泣いたり、意地悪をしたり、被害者になって怒ったり、相手に認めさせるために論争を挑んだり・・・、かまってもらうための様々な行動をする。実はこれらは相手にとってはマイナスのストローク。マイナスのストロークを受けた相手は、最初のうちこそかまっていても、長続きはしません。お返しにかまって欲しい人に対してマイナスのストロークを返すようになります。するとかまって欲しい人は、もっと寂しくなり、以前にも増して、マイナスのストロークを投げてしまう。それに対して周りの人はさらに強烈なマイナスのストロークを返す・・・・・まさにマイナスのスパイラル。 かまって欲しい人は、愛して欲しい、認めてほしい、という気持ちを持っているにも関わらず、逆に人間関係は悪化し、マイナスのストロークで心の中が一杯になってしまう。 逆にプラスのストロークを他人に与える人は、人からもプラスをもらえる。そしてスパイラル状に、信頼や愛情で心が満たされていく。 つまり、自分から与えるストロークがプラスかマイナスかによって、人間関係が大きく変わるのだ。

特に、あなたの大切な人にプラスのストロークを与え始めよう!! 

「これ、おいしいよ」「その笑顔、すばらしいね」「気づいてくれて、ありがとう」
「約束を守ってくれて、うれしいよ」「あなたのおかげです、ありがとう」
「聞いてくれて、ありがとう」「一緒に居てくれて、ありがとう」

大切な人が、何となく嬉しそうな顔をしたら・・・・・、
大切な人と、あなたのストロークバンクにプラスのストロークが増えていく。
与えたものが、与えられるもの。与えられる為に、与えるのではなく、ただ与えてみよう。

あなたの大切な人の笑顔は、あなたを幸せにしてくれる。

そして、なによりも、深くて肯定的なコミュニケーションへの近道だ。

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